出会い系に潜む業者の見分け方
出会い系における”業者”とは、出会いではなくビジネスを目的に利用しているユーザーの総称です。
元々はメッセージ毎のポイント消費など高額課金へ誘導する悪質な出会い系サービスが、優良サービスに紛れ込んでユーザーを引き抜いていたことが業者と呼ばれる由来です。
昨今は勧誘を目的にした個人単位の業者が増えているので注意しましょう。
業者の見分け方をまとめました。
初歩的な手法
他の出会い系などへ誘導するオーソドックスな業者は、実際に会う前の段階で他の出会い系へ誘導します。
まずはマッチングをして良い雰囲気になってから理由をつけ、「ここのマッチングアプリのアカウントが使えなくなる。〇〇で連絡取り合うことはできない?」などと持ちかけてきます。
昨今は、まずLINEで繋がってから他のサービスへ誘導するケースが増えているので注意してください。
月額課金でメッセージが使い放題になるマッチングアプリの場合、デートする前から他の方法で連絡を取り合うのは不自然です。
アプリ内メッセージ以外の連絡手段を提案された場合は、業者の可能性を疑って警戒しましょう。
被害に気付かない場合も
昨今はLINEのIDによる個人情報収集だけを目的にした業者が増えています。
よくある手口をご覧ください。
【ステップ1】
マッチングしてデートアポを取る
【ステップ2】
当日にイレギュラーな事態が起こったといってLINEでのやり取りを提案される
【ステップ3】
急な予定などを理由に最後はドタキャンされる
【ステップ4】
しばらくすると、投資系など身に覚えのないLINEグループから勝手に招待される
このように業者だと気付かないままLINEのIDを転売されるケースがあるので注意しましょう。
どのような理由でも、実際に会う前にマッチングアプリ内のメッセージでは連絡が取れないと言ってきた場合は業者の可能性が高いです。
勧誘業者を見分ける方法
以前はネットワークビジネスなどマルチ商法の勧誘が中心でしたが、最近は生命保険や投資・不動産など勧誘の分野が多岐にわたっています。
一流大学を卒業して、ちゃんとした会社に就職したけど、個人の営業成績を上げる目的でマッチングアプリを使っているユーザーもいるので注意しましょう。
勧誘業者は喫茶店でお茶をする初デートを提案する共通点がありますが、実際に会って勧誘するためメッセージのやり取りで見極めるのが困難です。
マッチングアプリをやる以上、一部で勧誘系の業者がいることを割り切って考えるのも一つの手ですが、どうしても回避したい場合は相手の活動履歴を把握できるアプリがオススメです。
異性ユーザーから貰った「いいね」の数や通報回数を確認できるマッチングアプリを活用しましょう。
手の込んだ業者は頻繁にアカウントを取り直しているので、登録して間もないのに喫茶店での初デートを積極的に誘ってくる場合は警戒してください。
登録したばかりなのにプロフィール項目をびっしり埋めていて積極的にアプローチしてくる場合も業者のサインです。