第一印象は大切
ビジネスセミナーなどで良く使われる「パレートの法則」「メラビアンの法則」というものがあり、どちらも第一印象の重要性に触れています。
第一印象の重要性はビジネスも恋愛も同じです。
人はなんでもレッテルを貼りたがる生き物です。
第一印象で悪いレッテルを貼られてしまうと、そこからアピールしても相手の心に響きません。
逆に第一印象さえ良ければ、その後に悪い印象を与える言動をしてもネガティブに捉えられにくいです。
パレートの法則で見る第一印象の重要性
パレートの法則は8対2の法則とも呼ばれていて、世の中の多くのことは8対2の比率になっている理論です。
一例を紹介すると、以下のものがあります。
- 所得税の8割は全体の納税者の2割によるもの
- 会社の売上の8割は全従業員の2割で出している
- 全体の20%が優れた設計なら実用上80%の状況で優れた能力になる
上記のほかにも、様々なものがあります。
パレートの法則の中で「商談の8割は第一印象、営業トークの与える影響は2割」というものがあり、女性を口説くときにも共通のことが言えます。
どれだけトークを頑張っても、第一印象が悪ければ厳しい状況になります。
異性にされる言動について、相手によっては許せると答える人が多いですが、それは相手の印象さえ良ければ許せるというものです。
ロマンティックとキザやキモいは紙一重です。
良い第一印象を与えるようにできれば、それまで女子に幻滅されていた言動を武器に変えることができます。
メラビアンの法則で何を重視するべきか分かる
メラビアンの法則は「55対38対7」の法則とも呼ばれていて、第一印象を決める視覚・聴覚・言語の割合を表しています。
第一印象で一番重要なのが視覚で入ってくる見た目で、55%が決まります。
耳から入ってくる相手の声のトーンや声質が38%、話した言葉を脳で理解する言語は僅か7%しかない研究結果に基づいた法則です。
見た目さえ良ければ半分以上の割合を占めるので、口調や言語に問題があっても良い影響を与えられます。
逆に口調や言語がどれだけ良くても見た目が悪ければ悪い印象を持たれやすいです。
聴覚の重要性が高く、礼儀のある言葉使いをできていなくても話し方が良ければ不快な思いをさせません。
歳下からタメ口を叩いても憎めない人がいるのは、話し方が上手だからです。
お笑い芸人で、ふざけたり極端な態度で取る謝り方をネタにしている人がいるのと同じで、言葉に感情がこもっていなければ何も伝わりません。
38%を占める聴覚は、感情や気持ちも含まれていると表現すれば分かりやすいです。
メラビアンの法則を踏まえて対策すべきこと
メラビアンの法則に基づくと、まず最初にやるべきことは見た目の改善です。
洋服、髪型、身だしなみなどで欠点を作らないようにしましょう。
鼻毛が一本出ているだけで、お見合いが破談になることもあります。
見た目のアピールポイントを意識することも大切ですが、ネガティブポイントを一つずつ潰していくことが大切です。
続いてやるのは、好感を持たれる話し方をすることです。
低すぎる声は威圧感を与えますし、早口は相手にうまく物事を伝えられません。
聴く人の立場で不快な思いをさせないように意識してください。
言葉使いは7%の影響を与えるので無視できませんが、そこまで重要ではありません。
癖で方言や友達と接するようなフランクすぎる表現を使ってしまう癖があっても、話し方が良ければ相手に不快感を与えません。